レストランアモンダン での展覧会で使わせて頂きましたバラ「アンダルシア」
今回の花選びで最初に浮かんだ花材です。静岡県三島市の「市川バラ園」さんのバラ。
様々な雑誌で市川バラ園さんは掲載されていて、幸いその記事を読ませていただくことが多くありました。
実物を手に取ると、その言葉の真意が見えてくる。
花弁がまとまって落ちることなく、一枚一枚はらりと落ちる。お庭から摘んできたバラのように枝ぶりはしなやかで、一輪一輪顔が違う。花の表情から何を重要な要素として選ばれるのか? その選択の意志があるような気がする。
アンダルシアを市場で見たとき、大きく深呼吸した。そのぐらい存在感があった。
本の画像でした見たことないけれど、温室でまっすぐに整列された細いロープの中で、美しく咲いているアンダルシアを表現したかった。
黒色の長いフラワーベースに、苔を生やし土壌を作った。
ワイヤーを細いロープに見立て、その中でアンダルシアが咲いている姿を表現してみた。
はたして、それがその姿に見えたか?わからないけれど、私なりのアンダルシアに対する表現が出来たように思う。 kumin