アトリエの夜

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花の仕入れの帰り道、我が家のお庭をお願いしているNさんからご連絡を頂く。
ブライダルでお願いしている材料の確認も兼ねて、Nさんのアトリエへそのまま向かった。
確認は最終確認だったのですぐに終わり、あとはお庭のお話^^
Nさんが手をかけて造り上げたお庭は、それはそれは自然体で、植物が生き生きとしている。それにはNさんの様々な想いがつまっているから。
お花を活ける時の私の永遠のテーマである。。。 人がアレンジメントしているのだけれど、アレンジした様子が伺えない花を作りたいと常々思っている。花どうしが窮屈でなく、あるべき所に存在した美しさを表現できたらと。
そんな考え方が似ているといったらおこがましいのだけれど、共感するところがあり、Nさんに私達はお庭造りをお願いしたのである。
その方の作品はもちろん、その人だったりするのかもしれない。
私も、そんなフローリストになりたいと思っている。

写真は、アトリエの夜。
暗いところが好きな私は、お花の水揚げが終わり、暗くなったアトリエで珈琲を飲みながら過ごす時間が贅沢だなと思う。  kumin